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3・8 同軸管

3・8・1 同軸管の構造

同軸管は、外部導体と内部導体からなり、外部導体は波状で絶縁用のポリエチレンの防食層(以下「シース」という。)で覆われ、内部導体は線条あるいはパイプ状で、両導体間は螺旋状の絶縁体で隔離・支持されている。

3GHz帯のレーダーに使用されている同軸管の構造の一例を図3・21に示す。

 

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図3・21 同軸管の構造

 

この同軸管は、柔軟性があるので、例えば許容曲げ内半径が150mmのものでも、非常に自由度の高いレイアウトが可能となる。ただし、曲げを繰り返す場合、350mm以上の曲げ内半径とする。

また、この導波管は1m当たりの重量も1kgを切っていて軽量であり、さらに、事前にコネクタを取り付けておくことも可能であるので、取付作業が容易で、信頼性が高い工事ができる。

 

3・8・2 同軸管の接続

同軸管用各種コネクタの一例を図3・22に、貫通金物の一例を図3・23に、同軸管接続に使用する工具と材料の一例を表3・1に示す。

 

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図3・22 同軸管のプラグ

 

 

 

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