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図4・46 スイープレゾルバ方式によるスイープの回転

 

このようにして、これに連結された二組の偏向コイル(X、Y)に流れるのこぎり波電流の割合も空中線の回転に同期して変わり、掃引方向が空中線と同期して回転することになる。この方式の利点はブラウン管側の偏向コイルは固定できることでコイルの回転機構や回転時の音がないことである。

 

4・7・3 サーボ同期方式

サーボ機構は自動制御の一種で、角度、位置、姿勢、などの機械的位置を自動制御するものをいう。レーダーで使用されるサーボ機構は、空中線と表示器の方向のずれを検出した信号を電力増幅し、その出力によってモーターを回転させて偏向コイルを回している。図4・47にサーボ機構を示す。

 

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図4・47 サーボ機構の基本構成図

 

 

 

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