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このAPではさらにプラント配管の構成要素の機能的な仕様を識別し、提供している。配管系の設計情報は圧力や流量を維持することのできるポンプを指定することもできる。さらに、設計は形状の限界や必要条件、系でのポンプの位置も指定できるが、ポンプの製作に関する情報は十分に指定できない。

APでの主な着目点は配管系や配管系の物理的な統合を保証することを要求されたプラントアイテムを含む系の形状や空間的配置である。図4.1はこのアプリケーションプロトコルに対する要求のハイレベルな記述や基礎的なデータ要素間の関係を提供しているデータ計画モデルである。データ計画モデルはプラントがプラントアイテムで構成されていることや、プラントアイテムがお互いにコネクタを使用してつながっていてもよいことを示している。

 

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図2.1 Data Planning Model

 

データ計画モデルはまた、配管計装図(P & IDs):配管系の機能的な概観(配管系の機能的な特徴)やプラントアイテムの一種、配管要素:で発見される重要な概念をも示している。

プラントアイテムの形状や空間的配置はアイテムの形によって表現されている。形の表現にはコンストラクティブ・ソリッドジオメトリ(CSG)、ソリッド境界表現(B-rep)ジオメトリ、ワイヤーフレームジオメトリおよびこれらの組合せが用いられる。

 

 

 

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