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通信教育造船科講座テキスト「艤装」

 事業名 小型造船技術講習
 団体名 日本小型船舶工業会 注目度注目度5


第14章 通風暖冷房装置

 

14.1 通風

14.1.1 一般

人間が生存してゆくためには、新しい空気が必要なことは自明のことであって、船も人間の生活の場であるから陸上と同様通風の必要がある。船が陸上建築物と異なる点は、限られた容積の器が水上又は水中にあって、水密性、気密性が重要であることと、構造物が種々の天象海象のもとに移動しなければならないという悪条件が種々あることである。

人間が生活し、物を運ぶためには、居住区、貨物倉、装置室が種々あって、これに空気とともに光も供給しなければならない。したがって、通風と採光とを兼ねた装置も必要となる。また、寒暑に対し適当な温度の保持も必要である。

装置としては、次のとおり大別することができる。

(1) 自然通風装置

(a) 窓又は天窓(Sky light)

(b) 通風筒(Ventilator)

(2) 機動通風装置

(a) 扇風機(Fan)

(b) 換気扇

(c) 通風機(送風機)

(i) 遠心型(多翼型)

(ii) 軸流型

(3) 暖冷房装置

(a) 暖房機

(b) 冷房機

(c) 空気調整機(調和機)(Air conditioner)

 

14.1.2 快適な温度、湿度

海上と陸上では、単に環境条件ばかりでなく、天象海象の変化や経緯度の移動等種々の条件が相異するので、一概に快適な温度、湿度ということもできないが、一般に室内の状態でいうならば、温度21℃、相対湿度60%位が最適といえる。

米国式の不快指数の計算は、次の式で求めた指数が68になったとき最も快適であるといわれる。すなわち温度と湿度の両方が影響することを表している。

 

 

 

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