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第5.17図 ブロックの撓み

 

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第5.18図 型定規の使用

 

(5) 直線性の計測

肉眼で視る直線は、意外に不正確である。張糸又は直線定規を使用する。

○張糸は手軽に、しかも正確に有視直線を作り出すことができる。曲りのチェック等にも張糸を使用する。張糸は長い距離に、直線定規は短い距離に便利である。(第5.20図)

長い場合には糸の垂れ下りを見込むことも必要である。

 

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第5.19図 張糸による折れのチェック

 

5.3.5 格点寸法表の作成

ブロックの決め方に当っては、“どこを計測して、正しい位置に収めるか”あらかじめ決定しなければならない。例えば5.21図において、曲り外板は計測点をAとして、基準中心線からの半幅3658m/mを計測して位置決めする。点Aが格点であり、半幅3658が格点寸法である。このように位置決め方法と格点寸法をブロック別に決めて、格点寸法表を作成する。寸法は現図から拾う。

 

 

 

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