日本財団 図書館


(6) ・面積は建造船の最大のものが画ければよい、長さ方向は船の全長の1/2+前後の余裕をとる、巾方向&高さ方向は船の中央切断面+余裕をとった広さが必要である。

(但し、現在は1/10現図が主流になってきているので実状に合った面積でよい)

・形状は床板をベニヤ板にして分解保存が出来るようにするとよい。

(同型船の再使用や修理船工事に利用できる)

(7) ・運搬される前の物の置き方は、次に移動するのに手間がかからないほどよい、この移動しやすさを物の「活性」と呼ぶ。

 

1.3 労務管理

(1)

087-1.gif

(2) ・工場長の計画は工事命令となって指令され現場で実施される、工場の完了はかならず報告する。この流れを情報伝達のループという、このループは途中で切れてはいけない。

(3) ・災害は、生活背景。個人的欠陥。不完全状態および行動。事故。災害の5要素が原因で発生すると言われている。特に、この中でも災害原因の98%が不安全状態及び行動だと言われているので全員で不安全状態及び行動をなくす努力を払うことである。

(4) ・管理組織は工場の大きさによって異なるが、工場の生産能率を向上させるためには、組織も運営に「自由度」を大きくする必要がある、方法としては、組織の省略と兼任、作業の単純化や多能化などがある。いずれにしても、この管理の「粗さ」は自分の工場に適したものにする必要がある。

 

1.4 材料管理

(1) ・少ない費用で所要の品質と数量の材料を生産工程に合せて準備することで、各部門が材料の有効な使用が行われるように管理することである。

(2) ・スクラップは、治具材や吊りピースなどに有効利用することが大切である。

(3) ・検収とは、納入品に対し納品書および現品の受付から、品名、数量、寸法、規格、品質などの注文書に対する照合、確認、合格品の納置、不良品の処置などの一連の業務である。したがって、検収されていない材料は使用できない。

 

 

 

前ページ   目次へ   次ページ

 






日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION