日本財団 図書館


練習問題の解答

 

第1章

1.2 設備管理

(1) 造船の生産工程には工事節点が特に多い。設備のために生じる流れの欠陥は工事期間に影響が生じ、次の流れを止めることにもなりかねない。また、工事手順に乱れができ、工程管理まで影響する。そのためには、まず、現在の設備で何処が欠陥か、何処をどの程度にすれば生産に直結するかを検討して計画を立案する必要がある。

「あれば便利だ」的な考え方は危険である。

(2) ・気候が温和で雨量が少なく、風水害が少ない所。

・水深があり、干満の差が少ない所。

・地盤が堅固な所。(所定の地耐力を確保するため)

・労働力が確保できる所。(交通の便)

・電力、工業用水の供給の便がよい所。

・主要材料(鋼(財)など)の搬入と、関連会社との関係がよい所。

・公害問題が周辺に影響がでない所。

(3) ・鋼材置場…クレーン、ルフマグ(ルフトマグネット)、運搬車。

・加工…クレーン、NC切断機、平行切断機(エッジプレーナー)、プレス、コンベアー&運搬台車。

・組立…クレーン、溶接機、電気、水、ガス、エアー等の動力源、組立常盤、コンベアー&運搬台車、移動屋根(屋外)。

・船台…クレーン、船台&ドック、溶接機、電気、水、ガス、エアー等の動力源。

・艤装岸壁…クレーン、溶接機、電気、水、ガス、エアー等の動力源、運搬台車、フォークリフト。

上記以外にも事務所、現図場、従業員のロッカー&食堂、監督官室&ドックバウス等がある。

(4) ・天井走行クレーン。

・水平引込式クレーン。

・門型クレーン(ガントリ・クレーン)

・つち型ジブクレーン。

・トラック・クレーン。

(5) ・天井クレーン

・壁付ホイスト

・切断コンベアー

・運搬車(トロッコ、トレーラー、トラック、フォークリフト、台車)

 

 

 

前ページ   目次へ   次ページ

 






日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION