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仕事が目標に向ってうまくいくように活動しなければならない。

 

1.1.1 管理の基本

生産活動のPDCAを回すことである。すなわち、PLAN(計画)→DO(実施)→CHECK(検討)→ACTION(処置)を繰り返していくことが基本である。PDCAを回すことが管理であるということから、これを管理のサイクル、又は管理のサークルと呼んでいる。このPDCAをもとに、QC手法を活用して管理していくことにより、多くの企業で多大の成果が収められている。最近では製造業のみでなく、第3次産業やサービス産業でも大いに活用されている。

 

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第1.3図 PDCAのサイクル(管理サイクル)

 

(1) PLAN(計画を立案する)計画を立案するにあたって重要なことは、現在実施している仕事の中で発生した不具合な点、反省すべき点、計画通り進んでいない点、などの悪さ加減を洗い出すことが重要である。いきなり全く新規の計画を出してもうまくいかない。悪さ加減の中からいくつかの取りあげる案件を決め、次の二つを念頭において計画を立案することが必要である。

(a) 目的を明確にし、目標を決める。

(b) 目標を達成する方法を決める。

(2) DO(実施する)

実施するのにあたっては、

(a) 計画で決めた目的、目標、方法を関係者と十分なミーティングを行う。

(b) 決められた方法、手順で作業を実施する。

(c) その結果を把握する(データをとる)

(3) CHECK(検討する)

作業状況及び結果を調べ、評価し、確認をする。

(a) 決められた通りに作業が行われたかどうかを検討する。

 

 

 

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