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10-5-1 計測方法

電源高調波測装置の概要を表10-12に示す。

電源高調波は往路にNo.1給電盤、復路にNo.2給電盤を計測した。主発電機、補助発電機、軸発電機、スラスタの配電盤基板が大きくクランプで掴めず計測が不可能となったため、それらの高調波変動はNo.1給電盤とNo.2給電盤の高調波電圧の計測で判断することとした。特に、離接岸時に稼働させるサイドスラスタの影響を把握するために、係留から航行、航行から係留までの間の高調波電圧の変動を計測した。発電機は、係留中が主発電機と補助発電機、離接岸時が主発電機と軸発電機、航行時が軸発電機、が使用される。軸発電機はサイリスタ方式である。運航時の発電出力の概要を表10-13、また計測概要を表10-14に示す。

 

表10-12 電源高調波測装置の概要

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表10-13 運航時の発電出力の概要

126-2.gif

 

 

 

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