日本財団 図書館


10-4 機関室及び機関制御室における電界強度

10-4-1 電界強度計測システム

機関室及び制御室における電界強度計測システムの概要を表10-8に示す。アンテナ及びスペクトラムアナライザはCISPR規格に準拠した装置である。実船における計測では、電波暗室における計測法と異なり、計測システム自身の放射ノイズも計測することになるため、ピーク値検波及びQP検波のスペクトルを図10-14(a)〜(d)に示す。電界強度計測と電源高調波の計測を随時行ったため、パワーメータ及び制御・記録装置が含まれている。

3m法では限度値を超えるノイズレベルは無かったが、アンテナに接近している場合は限度値を超えるノイズとして観測される場合がある。

特に限度値として厳しい155Mz〜165MHz帯で、顕著に現れた線スペクトルのノイズ・レベルを表10-9に示す。

 

表10-8 電界強度計測システムの概要

111-1.gif

 

表10-9 計測システムのノイズ・レベル

111-2.gif

注1) 括弧内は電界強度dB(μV/m)

 

 

 

前ページ   目次へ   次ページ

 






日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION