平成12年8月23日、尾三消防本部と尾三婦人消防クラブ連絡協議会は、地域の防災リーダーを養成するため、同本部でリーダー研修会を行いました。
この研修会は、同時に多数の負傷者が発生した場合の応急手当や火災が発生した場合の初期消火等、地域の防災リーダーを養成するためのもので日進市、東郷町、三好町の婦人消防クラブ連絡協議会員が大勢参加して行われたものです。
午前中は、大出血時の止血法や心肺蘇生法を実技を交えながら学びました。救急車が到着するまでの「空白の5分」が生死の別れめとなることからも、クラブ員は真剣な顔つきで研修に取り組んでいました。
午後からは、消火器や消火栓による初期消火訓練、また、住宅火災の主な出火原因になっているガスコンロを使用した天ぷら油火災の消火実験を行いました。
最後に婦人消防クラブ会長の山田さんは「各市町の防災訓練に積極的に参加し、地域住民の皆様に本日の研修で学んだことを指導してください。」と話していました。
地方だより
長崎発
2000.11
元気いっぱいの体験学習会
長崎県・佐世保市(局)
佐世保市消防局では、少年消防クラブの年間行事の一環として、平成12年7月21日(金)〜22日(土)の1泊2日の行程で佐世保市の標高約600メートルの高台に位置する長崎県立佐世保青少年の天地を会場として、「平成12年度少年消防クラブ一日体験学習会」を開催しました。
参加クラブは、15クラブ約230名(指導者を含む)で盛大に行われました。
ウォークラリーではクラブ員が19チームに分かれ、会場周辺約2.5kmに設けられた10カ所のチェックポイントで、消防用ホースの長さや火災原因など消防知識に関する問題を解きながらタイムを競いあいました。
夕食では、クラブ員が木炭に着火し、バーベキューの準備及び調理を体験し、さらにキャンプファイヤー、花火などを楽しみながらクラブ員としての防火意識を高めました。今回は、3年に1度の宿泊を交えた学習会ということで、普段体験できない学習会であったため、それぞれが分担協力するという効果も得られました。
閉会式では、参加全クラブ員に修了証を交付して、クラブ員としての自覚を持つことを期待し、学習会を無事終了しました。