ふるさと防火委員会
「家庭の防火は婦人の手で」をスローガンに
加賀市防火委員会
加賀市は、石川県の最南部に位置し、県庁所在地である金沢市から国道8号線を車で約1時間南下したところにあります。東に霊峰白山を望み、西には松緑豊かな越前・加賀海岸国定公園が連なる風光明媚なところにあります。人口約68,000人、世帯数約23,600世帯を有しています。
こうした地域の中、防火・防災の拠点として1本部1署3分署94名の職員で守っています。
加賀市防火委員会は、昭和55年に結成され、現在幼年消防クラブ9クラブ219名、少年消防クラブ8クラブ128名、婦人防火クラブ16クラブ960名、合計33クラブ1,307名で火災予防にがんばっています。
幼年消防クラブは、幼年期から防火に対する関心を養うため「マッチやライターでは遊ばない」「ストーブのまわりではふざけない」「お父さん、お母さんや先生の言いつけは守ります」の3つの約束の実施を保育所、幼稚園と一体となって取り組んでいます。
少年消防クラブは、毎年夏休みを利用して一泊で「夏期研修」を行い、その中で初期消火訓練、救助訓練や救急法講習などの実技を体験することで消防に対する知識を習得し、防火・防災に対しての意識の高揚に努めるとともに、クラブ員同士の親睦を深めています。火災予防運動期間中には、ショッピングセンターにおいて鼓笛演奏を行うとともに防火パンフレットや防火ふうせん等を配付し地域住民に防火を呼びかけています。
婦人防火クラブは、昭和55年の発足以来「家庭の防火は婦人の手で」をスローガンに、住宅で出火率の高い台所をあずかる主婦の防火意識の向上を図っています。また、毎年秋の防火週間中には、クラブ員が創意工夫を凝らしたぬいぐるみ・指人形や腹話術により子供達に火の怖さを伝えています。12月にはクラブ員が手作りのものを持って、独居老人宅を職員と一緒に訪問し、防火指導を行うとともに、いろいろな相談を受けています。
そして、本年12月には婦人防火クラブ連絡協議会発足20周年記念の行事を計画し、クラブ員一同が一丸となって準備を進めています。
これからも、「火災のない安全な住みよいわがまちを」をめざして、全ての会員が一致協力して防火活動に努力していきたいと思っています。