この結果から大胆な推測をすると、経験豊かなカナダ女性の連邦公務員に対する評価は、意外に低いようである。公務に対して、男性より厳しい見方をしているのではあるまいか。面接した3人の女性は、全員カナダ連邦政府の近くにオフィスがあり、確かに政府からサービスを受けたり、逆に影響を及ぼしやすい立場にはある。しかし現在業務上で公務との関係は一様ではなく、むしろ「市民第一」調査を通じて公務に要望する陣営の人が多かったために、厳しい評価を下したのではあるまいか。
4 公務員と非公務員の較差
民間経験はあるとはいえ、3人の現職公務員と公益機関などに勤める非公務員の間には、かなりな評価の較差があるのではないかと考え、簡単に比較してみた。