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第14表 中途採用を行う理由

2] 産業別

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1. 総合職・一般職のコース別採用制度の導入状況〔第15・16表参照

まず、常用雇用者を採用するに当たって、総合職・一般職の区分けをしたコース別採用制度を導入しているか否かについて調査した。

「区分けをしている」企業は、回答があった企業全体の51.4%で、「今後とも区分けをする予定がない」企業が、34.8%となっている。当研究所が平成4年度に行った調査結果では、「総合職・一般職のコース別採用制度を有している」企業の割合は43.8%、「制度導入の予定がある」企業の割合が10.1%、「今後とも制度導入の予定がない」企業の割合が46.1%となっており、また、平成6年度に行った調査結果では、「総合職(基幹職)・一般職のコース別採用制度がある」企業の割合は、47.1%となっていることと比べてみると、総合職・一般職のコース別採用制度は徐々に浸透してはいるものの、そのテンポは極めて遅いといえよう。

ア. 企業規模別

これを企業規模別にみると、「区分けをしている」企業の割合が最も高いのは、「3・4千人台」の64.1%で、次いで「1・2千人台」の51.5%となっており、「5千人以上」では、50.0%となっている。

「5千人以上」では、平成4年度調査で50.7%、平成6年度調査では54.7%であったことと比較すると、総合職・一般職のコース別採用制度を行っている企業の割合は減少している。

これに対し、「3・4千人台」では、平成4年度調査では42.9%、平成6年度調査では46・3%であったので、現状では、この規模の企業が、総合職・一般職のコース別採用制度の普及を押し上げていると言える。

 

 

 

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