日本財団 図書館


主催者開会あいさつ

 

001-1.gif

(財)九州運輸振興センター

会長 石井幸孝

 

財団法人九州運輸振興センター会長の石井でございます。創立20周年記念講演会の開催にあたり、一言ご挨拶申し上げます。

本日は、ご多忙にも関わらず、多くの皆様方にご参加いただき、誠にありがとうございます。また、ご来賓の九州運輸局の足利海運本部長様を始め、特別講演をお願いしております白石様、早川様におかれましても、お忙しい中、ご出席いただき厚く御礼申しあげます。

当センターは、昭和56年の発足以来、「九州における海運、流通の振興と近代化に関する経済的な調査研究と離島地域での海運振興関連施設整備」を主な目的として事業活動を展開してまいりました。

お陰様で、この2月に創立20周年を迎えることができました。これもひとえに国土交通省九州運輸局をはじめ、日本財団、日本海事財団及び賛助会員のご支援、ご協力の賜物と深く感謝しております。

さて、最近の日本を見てみますと、余り良いニュースがございません。経済面では、3月の月例経済報告で「景気の改善に足踏みがみられる」とされ、連日の円安、株安報道、また先日は「現在の日本経済は緩やかなデフレにある」との政府見解も示されました。社会面でも少子・高齢化の進展、環境問題と私たちがクリアすべき課題がより現実的な問題として迫ってきております。

成熟社会の曲がり角を迎えていた日本に、グローバリゼーションの波が押し寄せ、社会の構造が大きく変わっていく過渡期、まさに新しいものを生み出す苦しみの時期であると言えます。

しかし、発想を転換してみますと、これらの諸問題について理解を深め、そして解消しうる手段を見出せれば、勝ち組として大きな成功を納め得る、ひいては日本経済の再生に繋がるチャンスではないでしょうか。

そこで、本日は、ニッセイ基礎研究所の白石様に[少子・高齢社会とこれからの運輸・交通]と題して、また、野村総合研究所の早川様に「サプライチェーンマネジメントと物流革命」と題してご講演いただくとこと致しました。

共に、現在私たちがその動向に最も注目すべきテーマであり、有意義なお話を伺えるものと期待しております。

どうか最後までご清聴いただき、本日の講演が皆様方の経営戦略上の一助として、役立つことができましたら幸いでございます。また、当センターとしても、今後の活動のあり方についてのヒントを得たいと考えております。

最後になりましたが、今後とも当センターに対しまして、更なるご支援、ご協力をお願い致しまして、開会の挨拶とさせていただきます。

 

 

 

目次へ   次ページ

 






日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION