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6] 自由回答

船舶のバリアフリー化全般に関する自由意見として、次のようなものがあげられている。

 

《アンケート調査結果(自由回答)》

*総合的バリアフリー化を図るためには、寄港地点等々の課題もあり、なかなか難しい。(瀬川汽船)

*大型の船舶でないとバリアフリー化を生かすことは難しい。大型化すればそれだけ船価も高くなってしまう。運行時間も短くトイレ等バリアフリー化してスペースを沢山使い客室が狭くなってしまうのもどうかと、考えたりもする。離島航路であり又補助航路であれば経費面も考慮しなければならないので難しい。その上、バリアフリー化して大幅に利用者が増えることも考えられない。ただし高齢者・身障者の利便性・安全性は必ず図られると思うので今後検討を重ねていきたい。(木口汽船)

*バリアフリーの取り組みとして、組合所有の両ターミナルおよび人道橋についてはスロープ、エレベーター等ある程度の対応はできているが、船舶の車両甲板から客室の移動が課題である。大型船と違い、スペースがとれない面と設置コスト維持費の面で大きな問題をかかえる。また、利用客の中でバリアフリー化を必要とされる人の割合と、対応設置してからの利用増が割引を含め拡大すれば別だが、正直なところ採算面からも厳しいところがある。ただ、高齢化社会と当組合が公営という面からも進んで取り組まなければならないとは実感している。(有明海自動車航送船組合)

 

《ヒアリング調査結果》

・バリアフリー化した船舶を利用者にアピールするために、バリアフリーマークなどをつくって一目でわかるようにしてはどうか。

 

 

 

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