2] アーマチュア アーマチュアはコア(鉄心)、シャフト、コイル、コンミテータなどで構成され、アーマチュアコイル全体を樹脂で固めて、耐熱耐振性を向上させている。又、シャフトにはねじスプラインが切ってあり、このためピニオンギヤの前進力はアーマチュアの回転力によっても得られ、その分だけマグネチックスイッチの小型化が可能となる。同時に回転力による前進力が極めて強いため噛み合いも良好となる。
2] アーマチュア
アーマチュアはコア(鉄心)、シャフト、コイル、コンミテータなどで構成され、アーマチュアコイル全体を樹脂で固めて、耐熱耐振性を向上させている。又、シャフトにはねじスプラインが切ってあり、このためピニオンギヤの前進力はアーマチュアの回転力によっても得られ、その分だけマグネチックスイッチの小型化が可能となる。同時に回転力による前進力が極めて強いため噛み合いも良好となる。
2・162図 アーマチュア
3] オーバランニングクラッチ オーバランニングクラッチは、エンジンの回転からアーマチュアのオーバランによる破損を防止するためのもので、ピニオンギヤの離脱をスムーズにする働きもしている。 構造は2・163図に示すように、インナ(ピニオンギヤと一体)、アウタ(スプラインチューブと一体)、クラッチローラ、スプリングから構成されている。ローラの納まる凹部分は一方が狭くなっており、ローラは常にその狭い方にスプリングによって押しつけられている。
3] オーバランニングクラッチ
オーバランニングクラッチは、エンジンの回転からアーマチュアのオーバランによる破損を防止するためのもので、ピニオンギヤの離脱をスムーズにする働きもしている。
構造は2・163図に示すように、インナ(ピニオンギヤと一体)、アウタ(スプラインチューブと一体)、クラッチローラ、スプリングから構成されている。ローラの納まる凹部分は一方が狭くなっており、ローラは常にその狭い方にスプリングによって押しつけられている。
2・163図 クラッチの構造
(作動) 2・164図に示すようにスターティングモータが始動すると、アーマチュアの回転を受け、アウタが矢印の方向に回転するとクラッチローラはスプリングでアウタ凹部と、インナの隙間の狭い方へ押しつけられるので、アウタとインナがロックされる。即ちローラがインナとアウタの間でくさびのような働きをしてアウタの回転をインナヘ伝え同じ速度で回転する。
(作動)
2・164図に示すようにスターティングモータが始動すると、アーマチュアの回転を受け、アウタが矢印の方向に回転するとクラッチローラはスプリングでアウタ凹部と、インナの隙間の狭い方へ押しつけられるので、アウタとインナがロックされる。即ちローラがインナとアウタの間でくさびのような働きをしてアウタの回転をインナヘ伝え同じ速度で回転する。
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