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第一章 朝倉町の地域特性とまちづくりの方向

 

1. 朝倉町の立地特性

 

本町は、筑紫平野の東部に位置し、南は浮羽郡吉井町、田主丸町、東は朝倉郡杷木町、西と東は甘木市に接している。形状は東西に8km、南北に5.9kmのほぼ長方形で面積は34.56km2である。

町の南部には熊本県阿蘇外輪山を水源とする日本三大河川のひとつである筑後川が流れており、古くから流域の住民は生活、農業用水等のさまざまな恩恵を受けている。

町内に鉄道はなく、公共交通機関として国道386号線を走る西鉄バスが利用されている。車が町民の移動手段として欠かせないものとなっており、一世帯当たりの乗用車保有台数(注)は約1.2台で県内第二位の高い水準である。

人口120万人を抱える県都福岡市からは約40km、100万人の人口規模を有する北九州市からは約50km、県内第3都市である久留米市には約27kmと都市の近郊に位置し、昭和62(1987)年の大分自動車道朝倉ICの開設により、福岡市内への所要時間は約一時間で移動が可能となり利便性は飛躍的に向上した。地理的位置関係を踏まえると福岡、北九州、久留米等の奥座敷的な立地であるとも考えられる。

 

図表1-1 朝倉町の位置

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(注)一世帯当たりの乗用車保有台数:

運輸省「市区町村自動車保有車両数」(平成11年3月)。ここでいう乗用車とは普通車と小型車の合計。

 

 

 

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