日本財団 図書館


4. 調査研究報告書の構成

 

本調査研究報告書は、6章で構成し、1]本町の地域特性とまちづくりの方向、2]本町の農村景観特性、3]景観及び水車群に対する住民意識及び地域ニーズ等の把握、3]農村景観及び歴史・文化遺産を保全、活用した地域振興事例、5]農村景観保全、活用に向けての基本構想、6]実現に向けた取り組みと課題、をとりまとめた。

 

第一章 朝倉町の地域特性とまちづくりの方向

経済・観光特性等の地域概況、既定の関連計画等から今後の地域づくりの方向性と地域課題を整理した。

 

第二章 朝倉町の農村景観特性

朝倉町の農村景観の構成及び土地利用の状況は、朝倉町の地形と密接な関わりがあると考えられる。また、町内各所に点在する歴史的遺産も地形と関わりが多く、これらの関係を明らかにすることで再評価の足掛かりとした。

 

第三章 景観及び水車群に対する住民意識及び地域ニーズ等の把握

地域住民、町内団体・機関、行政担当者に朝倉町のまちづくりの状況を意見聴取し、それぞれの立場から朝倉町のアイデンティティと課題、望ましいまちづくりの方向性を把握した。また、既存の余暇開発・観光関連の報告書・資料等から都市住民のレクリエーションニーズを抽出し、地域住民の意向と観光客(マーケットサイド)の動向を次章以降の検討に反映した。

 

第四章 農村景観及び歴史・文化遺産を保全、活用した地域振興事例

ここでは文献資料、現地視察等により、主に農村景観や歴史的・文化的遺産の保全・活用を核とした事例調査を実施した。調査ではその取組経緯、維持管理方策、住民参加のあり方及び地域活性化への効用等を中心に調査し、朝倉町の農村景観の保全、活用に向けての基本構想構築のための示唆を得た。

 

第五章 農村景観の保全、活用に向けての基本構想

前章までの検討に基づき、本町の地域特性及び景観特性、地域資源に対する住民意識や都市住民のレクリエーションニーズ等を把握し、本町の農村景観の保全、活用に向けての課題と方向性を整理・検討した。また、抽出された課題解決に向けての基本的な考え方及び農村景観の保全、活用に向けての全町的な整備・誘導の方向性を示し、その中から先導的な取り組みを行うモデルゾーンを抽出、具体的な展開例を提示した。

 

 

 

前ページ   目次へ   次ページ

 






日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION