日本財団 図書館


2 地域情報通信網の整備充実

地域の住民が内外の情報を知り、多様な取組の展開、地域の特産物の戦略的な販売、外部の人との多様な交流を図っていくためには、地域の情報を適切に発信するとともに、外部の情報を積極的に取り入れるなど、情報の相互交流が必栗である。

情報は、いわば、住民の多様な交流を促進する媒体として重要な役割を担っている。そこで、地域情報の発信や多様な交流に必要な情報を交換する場として、ホームページやインターネットなどの地域情報通信網の整備充実が必要である。

この場合、1ヶ所で地域の情報網を構築し維持更新するには多大な労力が必要となるため、地域の諸団体の情報通信網の相互連携により、地域としてまとまりのある情報通信網を構築する仕組みが必要である。

情報通信網の整備充実には、1]組織内のネットワーク、2]組織と外部とのネットワーク、地域全体のネットワークがあり、各団体が取り組みやすい状況を作りつつ、徐々に整備していく必要がある。

 

(1) 組織内のネットワーク

地域情報ネットワークの基礎となるのは、それぞれの団体内の情報の集約と団体が必要とする情報の収集である。

そこで、各団体が保有する情報の中で、地域づくり、産業振興、地域交流に関する情報の整理と整理された情報の共有体制づくりが必要である。

この情報の共有体制づくりにあたっては、コンピュータの活用を図り、どこからでもアクセスできる条件整備を進めるよう取り組む必要がある。

 

図表7-4 組織内のネットワーク

085-1.gif

 

 

 

前ページ   目次へ   次ページ

 






日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION