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<旅行目的>

国際観光客の旅行を目的別に見ると、1998年までのデータでは、レジャー、娯楽、観光が全体の62%を占めている。商用目的が18%で、その他(友人・親類訪問、宗教目的・巡礼、治療など)が残りの20%となっている。過去10年間では、その他の目的で旅行する国際観光客の増加が目立つ。これは、マーケットの多様化と休暇の短縮・分散化により、旅行目的が多様化し、短期間の旅行が増えたためである。レジャー、娯楽、観光目的の旅行が減り、商用目的のシェアはほぼ横這いである。

 

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出典:世界観光機関(WTO) Source: World Tourism Organization (WTO)

 

<交通手段>

過去10年間のデータによれば、国際観光客に最も多く利用された交通手段は航空と道路である。1998年には、航空を利用した観光客が43%、道路利用が42%となっている。海上を利用した人は8%、鉄道利用は7%である。最近、徐々にではあるが着実に、道路利用の観光客に取って代わり航空利用者が増えている。

目的別および交通手段別国際観光客到着数(国別)はWTO刊「観光統計概要」(Compendium of Tourism Statistics)に載っている。

 

 

 

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