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図1にはユーバーサルAISの機器構成を表す。このように外部との通信のために時間分割多元接続方式(TDMA)の受信機2つとTDMA送信機及びDSC受信機各1つを持っている。

 

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図1 ユニバーサルAISの機器構成

 

図2は時間分割における各スロットの大きさであり、個々の船舶はこのスロットを使って自分の情報を送信し、残りのスロットの信号を受信することにより、相手船の情報を得る。目視やARPA(Automatic Radar Plotting Aid:自動衝突予防装置)による情報収集では、他船の行動変化を素早く検知し、正確に推定することは困難であるが、AISでは、相手が自船の情報を送信するので、情報の遅れや精度に問題は無い。

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図2 AISにおけるGPS時刻を利用した時間分割

 

 

 

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