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2.4 NOAA, Atlantic Oceanographic and Meteorological Laboratoly

 

(1) 訪問先

 

Dr.Judith Gray

Deputy Director,Physical Oceanography Division,Physical Oceanography

Division,4301 Rickenbaker Causeway,Miami,FL 33149-1026

tel:+1-305-361-4306

fax:+1-305-361-4449

e-mail:Judy.Gray@noaa.gov

 

(2) 訪問目的

 

・海洋物理および海洋化学に関するヒアリングを行ことを目的とする。

 

(3) 訪問結果

 

・NOAA/AOMLは、海洋学、熱帯気象学、大気および海洋化学、および音響学に関する基礎および応用プログラムを実施している。これらの研究は、ハリケーンなどの嵐のより正確な予報や予測、海洋資源のよりよい利用と管理、さらに気象と環境の双方に及ぼす因子の理解を深めることにより、「国民に対して(for the nation)」海洋と気候のよりよいサービス提供を行うことを目的にしている。

・NOAA/AOMLは、1967年にESSA(Environmmental Scier Services Administration)のもとに設立された。ここでは、「Hurricane Research Division」「Ocean Acoustics Division」「Ocean Chemistry Division」「Physical Oceanography Division」の4つの部門からなる。全体で150人の研究者をようしている。NOAAには、3つのウエット・ラボ(Wet Laboratory: 1] 5大湖、2] 太平洋(シアトル)、3] 大西洋(マイアミ))があり、そのうちAOMLは、メキシコ湾を中心とした海洋物理および海洋化学の研究を担っている。なお、バイオテクノロジーに関しては取り扱っていない。

・モニタリングサイトからの観測データは、全てAOMLに入るようになっている。NASAとの分担で言えば、NASAは高層大気、NOAAはそれ以下の通常の大気観測を行っている。

・海洋物理については、スタッフ数35名であり、近年「深層水の研究」分野に力を入れようとしている。また、カリブ海をフィールドにした研究や、世界的なネットワークの中での観測も分担している。現在の主要なプロジェクトは、「Predict and Assess Decadal to Centennial Climate Change」「Implement Seasonal to Interannoal Climate Forecasts」「Sostain Healthy Coastal Ecosystems」である。

 

 

 

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