3-2. 実施計画
研究開発の実施日程を次ページに示す。
4. 研究開発の目標値
技術開発の最終目標値
D13モード値にて
窒素酸化物排出量 3.2gr/kWh以下
パティキュレート排出量 0.17gr/kWh以下
本年度の技術開発の目標と内容
1]高粘度の廃食用油、植物油の噴射に必要な噴射系仕様の調査
軽油に比べ粘度が非常に高い廃食用油、植物油を燃料として高圧で噴射する為に必要な噴射系の仕様を調査する。
2]廃食用油、植物油の素性の違いによる圧縮着火条件の明確化
エンジン筒内の圧縮上死点における高温高圧の条件を圧力容器内に再現し、素性の異なる廃食用油を容器内に噴射し、高速度カメラを用いて
噴射→噴霧拡散→燃焼に至るプロセスを撮影し、解析する事により試験用エンジンの圧縮比、燃焼室遮熱度、ブースト圧力等の主要諸言を決定する。
3]試験用単気筒エンジンの大物部品設計
1]、2]の結果を基に、試験用単気筒エンジンの大物部品を設計、試作する。