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1. 標準化最終案について

 

1.1 標準化最終案の概要

 

平成11年度「舶用機器の設計・技術情報の交換の高度化に関する開発研究」(通称 : 造舶Web、以下「造舶Web」と呼ぶ)では、企画WG及び品目別検討チームを中心に、舶用機器25品目及び品目共通テーマに関する設計・技術情報の表現形式を開発した。本別冊は、この情報表現形式開発の成果である標準化最終案をまとめたものである。

なお、派生的な品目追加など年度中途において対象品目を見直した結果、最終的に26品目の情報表現形式を開発している。

 

(1) 舶用機器25品目標準化最終案

各品目の標準化最終案は、以下の4点から構成されている。なお、その内容説明については、報告書本編4章を参照されたい。

・目標施策体系:設計・技術情報交換の目標と当該目標達成のための取り組み施策の定義

・テーマ定義表:優先取り組みテーマの具体的内容定義

・企業間新業務フロー:設計・技術情報で交換する情報と交換のタイミングの定義

・標準化データ項目:交換する情報を構成するデータ項目と表現形式の定義

 

標準化最終案作成までの検討経過を図1-1に示す。図1-1の個々の箱は作業フェーズに対応し、箱に付随する文書が各フェーズで作成したドキュメントである。

品目別検討チームと企画WGが検討した各品目の目標施策体系、テーマ定義表、新業務フロー、及び標準化データ項目について、さらに造舶Web参加会社が書面審議を通じて実務的視点から検討・評価し、その結果を踏まえてまとめたものが本標準化最終案である。

 

(2) 品目共通部分標準化最終案

平成11年度報告書本編4章で述べたように、本年度、以下の仕様書標準化データ項目と納入実績の一部について、企画WGを中心に品目共通の視点で審議を行い、標準化最終案を作成した。

 

1] 仕様書標準化データ項目

・本船情報部分及び品目共通仕様項目(General 1)

・仕様書発行日及び発行者関連項目(General 2/3)

・提出図書関連項目(Drawings)

2] 仕様書標準化データ項目

・本船共通部分及び品目共通部分

 

 

 

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