日本財団 図書館


142-1.gif

図5.4 1時間毎の平均船速の推移

 

142-2.gif

図5.5 平均船速と航路上の氷密接度の関係

 

その他の主な結果は、以下の通りである。

(1) 北寄りに航路をとったことにより、通常のNSRより距離を短縮できた(図4.2-6)。ベーリング海峡からキルキネスまでの3,140海里を、13日間で航行することができた。実験やビデオ撮影などの調査活動による遅れは約3日間と見積もられるので、キルキネスに直行すれば10日以内の短期間航海であったと推測される。これは最も短い航海期間に属する。氷況が穏やかであったこと、また衛星情報などにより、適宜最適な航路を選定できたことによる。

 

 

 

前ページ   目次へ   次ページ

 






日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION