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北極海航路?東アジアとヨーロッパを結ぶ最短の海の道?

 事業名 北極海航路開発調査研究
 団体名 シップ・アンド・オーシャン財団  


3.1.11 地下資源

 

北緯60゜以北の北極域は、地下資源の宝庫である。広大なタイガやツンドラと、現在は海底となった大陸棚に、金、銀、銅、鉄、亜鉛、錫、ニッケル、ダイヤモンドなどの鉱物資源や、石炭、石油、天然ガスなどのエネルギー資源が埋蔵されている。

鉱物資源では、スカンジナビア半島からコラ半島にかけては鉄やアルミニウムが、エニセイ川流域では銅、ニッケル、プラチナ、コバルトが、レナ川上流のミールヌイ周辺ではダイヤモンドが、コリマ川上流では金が、カナダ北西部では亜鉛が産出されている。

石灰は、アラスカのノーススロープ、レナ川流域、ディクソンからタイミル半島にかけての埋蔵が知られているが、実際に採掘が行われていたのは、スピッツベルゲン島とヤマール半島西のボルクタ炭坑周辺である。図には示していないが、大陸棚の海底油田は、カナダ北極諸島では200年程前から発見されていたが、厳しい寒さと永久凍土や海氷などに妨げられて、開発には至らなかった。1968年にアラスカのプルドーベイ油田が発見され、埋蔵量も多いことがわかると、直ちに開発が計画された。翌年から砕氷タンカー実験が開始されたが、種々の困難に直面して、パイプラインの建設に切り替えられた。永久凍土地帯の環境保護のための高架パイプラインが完成し、アラスカ南岸のバルディーズまでの輸送を開始したのは10年後の1977年であった。カナダは、アラスカパイプラインの完成と第1次オイルショックに触発されて北極諸島での油田・ガス田の探査を進め、多くの試掘に成功しているが、採算ベースに載らないためにパイプライン建設も計画段階に留まっている。ロシアは、1970年代後半に、オビ川の下流域で天然ガス、ペチョラ周辺で石油の生産を行い、現在はパイプラインを使って中央に輸送している。

 

033-1.gif

北極圏の鉱物資源分布(POLAR REGIONS ATLASに加筆)

 

 

 

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