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図:防毒マスクの構成図と隔離式吸収缶断面図

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(3) 供給式(空気呼吸器)の種類及び構造

1] 種類

◎送気式(ホースやエアラインで空気を作業者に送る。)

○ホースマスク

○エアラインマスク

◎自蔵式(空気や酸素の入ったボンベを背負って行動する。)

○酸素呼吸器(ガスマスク)

○空気呼吸器(ライフゼム)

2] 自蔵式空気呼吸器の構造及び取扱い

◎使用する状況

防毒マスクで対応できない状況下(何らかのガスの発生、酸素濃度が18%以下若しくは不明の場合)において、人命救助、検知作業を実施する際の使用に適する呼吸具であり、消火作業時に発生する蒸気、煙等から事故の呼吸する空気を確保するために使用するものである。

◎構造及び名称

○装着装置

背負具(ハーネス)、ボンベ締めバンド、肩・胸・腰バンド

○空気供給装置(空気の流れによる順序)

ボンベ(8l・150kg/cm2)−塞止弁−高圧導管−調整器(警報機・圧力指示計・バイパス弁・陽圧/陰圧切替ノブ)−吸気管(ジャバラ)−吸気弁−面体

◎ボンベ1本の使用時間

空気消費量には個人差があり、また例え同一人物でも作業条件・内容により異なる。

 

 

 

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