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・「4月実施」とあるが、これは11年度事業として行うのか。(岩田委員)

→予算上は11年度事業としている。「Step2」も12年度内に行う計画となっている。(事務局)

・本事業は、日本財団の意のままに行うものなのか。最悪の場合、事業が実施不能となったときに、黒部の方への責任はどうとるのか。(岩田委員)

→本事業は100パーセント日本財団補助に依存しており、単年度毎で予算がつく性質の事業である。来年度の予算は現在申請中である。この点をご理解頂きたいと思う。(事務局)

・黒部については、先日日本財団の課長が地元へ出向き、理解を頂いているが、日本財団として理解したかどうかは別問題である。そのため、本当に失礼かもしれないが最悪の事態もありうることをご理解いただく他はないということである。(鈴木委員)

・黒部の方々には3カ年の継続事業と捉えられてしまい、当初の説明段階でそのように黒部にとって聞こえたのは事実。一番最初の時点であくまで単年度事業である点をハッキリと説明すべきだったはず。(森下委員)

 

議題2 「その他」

つづいて事務局より「別府ONSEN文化国際交流事業」の3年度目の計画案を含めた、今後の事業の進め方等に関する説明を行い、各委員の意見を伺うこととした。

・別府は別府として、全体としてこの事業をどのようにすべきかを議論すべきである。予算の問題もあろうが、モデル事業として相応しいプランを考えて行かねばならない。なぜなら、モデル事業はあくまで全国の人に交流事業のモデルを示すために行っているのであり、本事業の結果をどう活かしていくかが重要なのだから。戦略的にこのようなプランを考えていかなければ、日本財団にとっても毎回予算を配って交流させているだけにしか見えない。そのための戦略がなければ、モデルの地元そのものは良くてもモデル事業としては意味をなさない。実例に基づいてそのようなプランを示せば、発掘調査そのものにしても反応は大きく違うものになるはずである。(森下委員)

・いくつかやるべきことはあって、一つは予算をきちんと確保することで事業遂行をスムーズに行うこと。しかし、一方で大切なことは、あらゆるところで行われている国際交流に対して、このモデル事業の成果を提案していくことであろうと思う。事業の成果であるノウハウをきちんとまとめて、国際交流のプログラム案を提起することがこの事業の意義である。予算がなければ事業が不可能だ、という理論はおかしい。後者の方の議論をきちんと詰めていくことによって、前者の予算の問題も可能性はでてくる。交流ニーズはあるのだから、予算をとるだけの理論ではいけない。(西村委員長)

 

 

 

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