平成11年度第3回地域文化交流事業運営委員会要旨
日時 平成11年8月24日(火) 午前10時〜12時10分
会場 国際観光振興会 第2会議室
出席者 別紙の通り
議題1 「新規交流事業の選定及び実施方法について」
まず議論に先立ち、事務局より日本財団に本事業について説明を行った概要報告があった。引き続き、今年度案件候補として選定された「岩見沢の鉄道復興を考える会」に加えて、各委員から推薦のあった「足助町緑の村協会」、「黒部町づくり協議会」、「高梁地域づくり交流会」及び「尾道美術協会」の交流案件につき事務局が行った調査結果につき説明を行った。以下はこれらに基づいて各委員から出された意見である。
・足助町緑の村協会は、構成員がほとんど役所に関係しているが、これは行政として進めている事業なのではないか。(森野委員)
・足助については、足助屋敷の単なる管理団体ではないか。今回希望の交流事業は、足助屋敷内で行われる(街全体ではない)事業のように思われる。(西村委員長)
・交流の相手とどういう国際交流の手法を開発してそれをうまく事業化していくか。その手法を他の地域へ拡がっていくということがこの事業の目玉である。例えばあるキーワードやアイディアをどのように事業化していくところに一つの機会を得ていくのであり、(黒部についていえば)これからそのプランニングをしていく段階だが、その事業企画化ができるのかどうかという点が選定のポイントだと思う。(森下委員)
・高梁市にはここ5〜6年は青年経済協議会なる団体が存在し、活発な活動をしている。吉備国際大学があり様々な国から30〜40人の留学生を受け入れているが、これをどのようにしてよいか市としてもわからないところがあるのだろう。しかし国際交流のアンテナは持っているということだ。地域づくり交流会の会員はごく普通の市民等から組織されているので、担い手はいる。国際交流は、担い手があると同時に日本の特有の文化があって初めてなし得るのである。今年の選定が無理であれば次年度取り組んでもらう対象としてはふさわしいのではないか。この大学は商工会議所が熱心に活動して設立したもので、市外から多方面の方々が教授などで大学に関わっているので、磨くと光る町だと思う。今後広げていく町としては可能性がある。(森野委員)
・高梁市は、草の根交流という意味では合致しているが、彼らが国際交流を望んでいるかというと疑問自分の地域を盛り上げていきたいだけなのかも。今のところ本当は国際交流のアイディアはないのではないか。(西村委員長)