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平成11年度第2回地域文化交流事業運営委員会要旨

 

日時 平成11年6月15日(火) 午前10時〜12時30分

会場 国際観光振興会 第2会議室

出席者 別紙の通り

議題1 「新規交流事業調査結果について」

一、第1回運営委員会において提示された3件の新規交流候補事業について、事務局による実地調査結果の説明及び事業選定に係る日本財団の意見報告を行ったところ、下記の意見が出された。(なお、松任市国際交流協会からは希望辞退の申し出があり選定対象からは除外された。前回俎上にのった「東京青年会議所」及び「七尾市文化協会」については、事務局による電話調査を経て委員長判断により対象外とした旨の報告も行われた。)

・国際交流のイメージも各人各様であるが、日本財団は国際交流実績のないところを発掘していくのが本旨ではないかという意見。従って、昨年の調査結果を特に尊重せずとも各委員の意見も踏まえて他の事業も対象としていきたい。長期的に考えると、昨年の調査結果のみでは今後事業が行き詰まる可能性もあると思う。今後の展開の中で、もう少し幅広い案件から見つめ直しても良いのではないか。(寺島委員)

・人それぞれが持つ国際交流のイメージは違う。1団体を選定して集中的にモデル事業を行う方法と、複数の小さな国際交流を行うことで様々な手法を提示していくという方法がある。昨年行った別府の事業は前者の方法によるもので、(各委員とも共通の考えで進めてきたところであるが、)その手法による良い面悪い面が見つけられたはずで、そうした良い面については、それに合致するような案件を選定するとか、悪い面については、委員からの推薦を加えるなどして、修正していくべきではないか。(森下委員)

・今回2件の中から選定して、次回委員の推薦事業の中から再度選定作業をおこなうというのは全く無駄である。(森野委員)

・前回委員会での選定作業の際に日本財団からの意見がわかっていれば、それを踏まえてもっと合理的な検討ができたはずである。(岩田委員)

・国際交流事業の形態は様々であるが、初めて国際交流を行うような団体には大きな事業は無理だから、むしろ数団体か選んで様々な手法でモデル事業を行うほうが事業効果が高くなるはずである。モデル事業とは何かということを、日本財団としっかりつめないと「草の根」というところで議論は平行線となる。何もない貧乏な人にお金をあげることが草の根交流だと思われてしまうと、何のためのモデル事業なのか分からなくなる。(森下委員)

 

 

 

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