サモア
サモアの海運
(A)序論
造船国としてのサモア、そしてサモアの造船所についてはまだあまり知られてなく、また利用できる造船設備もないが、修繕船事業は政府保有の島嶼間フェリーや民間の漁船が中心になっている。サモアのコンテナ船Forum Samoa(船齢20年)は1998年6月に売却されたが、これは積載量325TEU(6,078トン)の船で、この修繕や入渠整備にはオークランド(ニュージーランド)まで行かなければならなかった。
一方、国有の島嶼間フェリーの入渠工事は通常近くのアメリカ領(米領サモア)で行われる。
(B)船腹
国有フェリー
1.0 保有船舶の概要
Samoa Shipping Corporation Ltd.(SSC)は下記の船舶を所有、管理している。
a. M.V. Lady Naomi(国際航路に就航)
旅客/車両フェリー
全長:46.5m
総トン数(国際):993トン
垂線間長:42.0m
純トン数:298トン
幅(型):11.4m
乗組員(船長を含む):16名
深さ(型):3.8m
乗客定員:220名
喫水:2.35m
速力(満載):11ノット
登録番号:0037
コールサイン:5WLN
IMO番号:9195107
MMSI(ID)番号:561-001-000
建造年:1998年3月(日本で建造)
船級:ロイズ船級協会
主機関出力(MCR):880KW(1200PS)×800RPM×2基
主発電機:250KVA×AC445V×50Hz×2基
燃料油タンク(100%):110m3以上
清水タンク(100%):30m3以上
バラスト水タンク(100%):約85m3
Ro/Ro船倉部甲板面積:220m2以上
航続距離:約3,050海里