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2) JODC統合水深データ

J-BIRD(JODC統合水深データセット:JODC Bathymetry Integrated Random Dataset)は、測量原図、沿岸の海の基本図、海図等からデジタル化した水深点、底質点、海岸線、低潮線、等深線及び雑線(工事区域、養殖棚等)データに、堆積層厚点データとMGD77の水深データをマージしたものである。収録データの各点について測地系が記述されている。

 

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表2-2 J-BIRDデータの概要

 

(2) 水深測定記録を基に作成されたメッシュデータ水深測定記録を基に作成されたメッシュデータとして、日本近海を覆う、J-EGG500(JODC-Expert Grid data for Geography)データが挙げられる。J-EGG500は「JODC・Expert Grid data for Geography」の略で、基データとしてMGD77、J-BIRDの各水深データ、1/100万等深線デジタルデータ、および約15年間にわたる海上保安庁水路部を中心としたマルチビーム測深データを使用し、それらを統合編集し、メッシュデータとしている。

J-EGG500の水深値は、2標準緯線正角円錐図法(ランベルト図法)を使用し、表2-3に示す3海域について、それぞれ500mメッシュを作成している。データの座標系は世界測地系に準拠している。

 

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表2-3 J-EGG500データの範囲

 

 

 

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