・四国内高速道路が整備されると、本州にすべて集約される危機感がある。本州の物流会社とのコスト競争が激化している。(香川県高松市)
・輸送の短縮のため、本州の運送業社か四国に進出して荷物の減少、運賃が下がり大変厳しい状態である。(徳島県名西郡)
・本州側の業者の進出により運賃のダンピングがおこり、輸送量(県外向き)が減少した。(徳島県阿南市、徳島県徳島市)
〜四国が近畿の配送圏になった〜
・四国の拠点から本州に変化し、集配が遅くなり、また、自然災害によるトラブルがあるため、四国のみでの集配としてのセンターが減少している。今が我々中小物流会社のチャンスともいえる。(香川県高松市)
〜配送エリアの拡大〜
・明石海峡大橋の開通で輸送時間の短縮による日帰りエリア及び配送エリアの拡大、それに伴うコストの削減。(徳島県徳島市)
〜直送が増加(ストックの減少)〜
・近く早くなった分直送するケースが増えた。今までは、一旦関西方面でストックして配送となっていたのが便利になった分ストックしないでも良くなった。(兵庫県尼崎市)
〜物流の再編の進展〜
・四国圏の高速道路の整備が進むに従い、荷主側の合理化による拠点の統廃合、事業者の合併なども含み、従来の荷主が地域撤退等により輸送貨物が減少してゆくことも十分考えられる。(徳島県徳島市)
・営業区域の拡大等に対応して、労働生産性向上、集配エリアの拡大、時間短縮、積合によるダイレクト集配化が必要か。(東京都足立区)
〜輸送頻度の拡大・貨物の小ロット化の進展〜
・時間距離の短縮は我々運送業者にとって必ずしも良いとは限らない。四国の経済が大きく変化したようにも思えない。輸送頻度は大きくなるが貨物の小ロット化進む。運賃的にメリット無し。(兵庫県西宮市)
〜ルートの選択肢の拡大〜
・ルートの選択の範囲が広がった。(香川県観音寺市)
3] 明石海峡大橋を利用しない理由
〜トレーラーの通行許可が出ない〜
・特殊車輌(トレーラー)の積載時の通行許可が出ないので通れない。トレーラー業者にとっては橋を通れない上にフェリーも無くなり貨物が無くなった。(兵庫県明石市)