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2] 交通利便性向上

瀬戸大橋、明石海峡大橋の開通によって本四間の所要時間が大幅に短縮された事により、各都市からの日帰り可能圏、医療圏、通勤・通学圏、買い物圏などの等時間圏が大きく広がった。特に物流面に着目すれば、日帰り集配圏の拡大によって貨物集配送の効率が大幅に向上したものと考えられる。

等時間圏拡大の1例として、岡山市、高松市、大阪市、神戸市、徳島市からの2時間圏をそれぞれ昭和62年、平成7年、平成11年の3時点で比較すると、図1〜図5のようになる((株)三和総合研究所計測、計測条件は1]と共通)。

●瀬戸大橋による時間短縮効果

瀬戸大橋による等時間圏拡大の一例として、岡山市、高松市からの2時間圏の変化を図示する。昭和62年から平成7年にかけて、特に瀬戸内海対岸地域において両市からの2時間圏が、大きく拡大している。また、平成7年から平成11年にかけては、岡山自動車道、米子自動車道によって、山陰方面へ2時間圏が拡大している。

 

図1 岡山市を出発地点とした2時間圏の変化

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図2 高松市を出発地点とした2時間圏の変化

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