日本財団 図書館


平成9年度の公開実験では、発音だけでは行事の花火と間違えられ着色発煙も加えるべきだとの意見が多く、これらの意見を基に改良を行ったが、発音や発煙に関して物足りなさを感じ、警報信号として特異性を求める意見があった。

荒天時の対応についての意見は今回なかったが、この問題はほぼ解決されたと考えている。また、音の大きさ(音圧レベル)の風向による影響は、過去4回の実験からさほどの差は認められず(バラツキの範囲内)懸念する程の問題ではないと考える。発煙と太陽光線との関係も数多く行った社内試験では、色の濃淡や見え方に多少の差はあるものの大きな差はみられなかった。

周知・広報活動の重要性については平成9年度にも指摘された。その方法や装置の設置主体と取扱い、価格等については今後に残された検討課題である。

 

 

 

前ページ   目次へ   次ページ

 






日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION