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3]排出源別

排出源別に見ると、船舶からの汚染が358件、陸上からのものが201件、その他不明なもの等が112件となっている。

船舶からの汚染を船舶の種類別に見ると、貨物船が100件で28%を占め、次いで、タンカー97件(27%)、漁船88件(25%)、その他の船舶73件(20%)となっている。このうち、外国船舶からの汚染は、80件で22%を占めている。

油による汚染と油以外のものによる汚染の場合で見ると第3図に示すとおり、油による汚染の排出源は船舶からが最も多く289件 (75%)を占めており、この他陸地からが15件(4%)、排出源不明のものが83件(21%)となっている。排出源不明のもののほとんどが、その発見場所や浮流状態から見て船舶から排出されたものと推定でき、油による海洋汚染のほとんどが船舶に起因しているといえる。

また、油以外のものによる汚染の排出源は陸上からのものが大半で186件、約66%を占めている。

 

第3図 海洋汚染の排出源別発生確認件数(平成10年)

油による汚染

006-1.gif

油以外のものによる汚染

006-2.gif

(注)赤潮を除く。

 

 

 

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