3 検討結果
抽出された事項について、次の検討を行った。
(1) 測定容器の選定
簡易試験法は、流出油の事故現場での使用を前提としているため、測定容器も可能な限りコンパクトで、分散効果を的確に評価できる容器容量とした。また、振とう、衝撃に対する耐久性及び気密性なども検討した。
これらの条件を充たす器具としては、管びんタイプと試験管タイプが一般に市販されており、前者がより丈夫で安定性があり、気密性の面でも良好であってかつ安価であることから、同者を容器として選定することとし、具体的な容量について10mlから50mlの範囲で検討を行った。