3) 海上で展張状態のまま保管する場合には、海藻類が付着するので、定期的に陸揚げして、真水洗いを行う。
4) 屋外に保管する場合には、紫外線による劣化を防ぐため、シートカバーなどにより保護するとともに、水分や塩分を除去しておかねばならない。
5) 倉庫に格納する場合には、オイルフェンスの重量で変形するのを防止するために、棚や敷板を使用して3〜6ケ月に1回程度置き換えて、布地の重量による損傷を防ぐ。
6) 巻取器により巻き取って保管する場合には、オイルフェンスがねじれたり、過度の荷重が弱い部分にかからぬように注意する。
7) 屋内に格納する場合には、保管場所は湿気や害虫を防ぐ場所とし、高温や多湿による材質の劣化を防止するため、通風を良くするか、温度調節するか考慮する。
8) オイルフェンスを油の回収に使用した後は、できるだけ早く洗浄して破損箇所を修理した後、格納する。
引用文献
1 IMO:油汚染防止マニュアル
2 海洋汚染対応コース:海上災害防止センター、防災訓練所