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会員である司法書士の中から依頼者の要望や条件に適した後見人を推せんし、推せんされた司法書士は依頼人の資産や生活状況、家族形態などを把握した上で支援プログラムを作り、任意後見契約を結ぶ、というものです。その司法書士の仕事ぶりを定期的に監督するのもセンターの役割です。もちろん会員は依頼人の信頼に足る後見人でなければなりませんから、そのために自前のテキストを作って身上監護についての研修も行っています。

 

後見人のサポートで快適な高齢社会を

 

せっかく新しい成年後見制度ができても、それを利用する人にわかりやすく説明し、正しくサポートする者がいなければ、宝の持ち腐れになってしまいます。

 

センターはその水先案内人でありたいと考えているんです。われわれが目指しているのは、まだ元気なうちに自分の意志で老後を託せる後見人を選んで、後見人のサポートで資産を有効に使って快適に暮らせる高齢社会です。

 

権利擁護システムと成年後見制度の位置付け

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(「介護保険準備は万全か」介護保険実務研究会編、ぎょうせい刊、250ページより)

 

 

 

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