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活動日記<99年5月1日〜5月31日>

広げよう! ふれあい、たすけあい、ささえあい

ネットワークで「安心して暮らせる地域づくり」を。初の4者共催シンポジウムに反響続々

 

地域協同推進プロジェクト

【5月26日】

本誌前号の速報でもお伝えしたとおり、さわやか福祉財団、全国社会福祉協議会、全国農業協同組合中央会、日本生活協同組合連合会の4者共催による「地域協同推進シンポジウム」が、大手町のJAホールで初めて開催された。

半年がかりで準備を進めた裏方としては、何よりもまず、460席のJAホールを埋めた参加者へ心から頭の下がる思い。4者共催という初の試みのむずかしさをお互いの知恵とみなの協力で乗り越え、やっと盛会で本番を迎えることができた安堵感。これは4者のトップと実行委員に共通の気持ちだろう。

幸い内容も大好評。4者が連携してこうした機会を得られたこと自体画期的であり、当日夜にはNHK総合テレビの夜のニュースでも全国に放映された。しかし、もちろん問題はこれから。シンポジウムのテーマである「広げよう!ふれあい、たすけあい、ささえあい」を地域協同の基本方向として確認し合ったこの日のパネルディスカッション。その理念である「安心して暮らせる地域づくり」を各地で実践、根付かせていくことが次の課題となろう。介護保険の実施も間近。事例発表で報告のあったような組織間同士の横のネットワークが各地で広がり、福祉の「車の両輪」(体の安心、心の安心)が全国津々浦々にでき上がることを期待している。(丹)

 

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