日本財団 図書館


参加を希望する団体の代表者とファイブハーツのメンバーとの事前打ち合わせを一〇月にはじめ、それから七〜八回も行いました。当日は、参加者全員で朝から飾り付けや料理の準備をする交流の場作りからスタートし、食事作り(寿司、おでん、ケーキ、果物の盛り付けなど)をします。そして、会がはじまり、グループ紹介、生徒の扮したサンタクロースからの障害児(者)や高齢者へのプレゼント、手話劇や歌、ハンドベル、ピアノ、手品などに全員が参加しました。最後は、円陣を組み、キャンドルサービスをして、みんなで握手をして閉会しました。

顧問の坂本栄子先生(益田産業高校)は生徒の自立と主体性を促すために、距離感を保ちながら素晴らしい教育的援助をされました。

参加者の有福正行氏(共同作業所『たんぽぽ』)は作文の中で「高校生たちと市内の障害者の方々とが全員で和やかな中で助け合いながら共に生きることがとても良かったです。今年もぜひ『たんぽぽ』のメンバーとして交流会に参加したいと思います」と書いてくださいました。このように、出会いと感動をみんなで共有できるこの会の存在に心から感謝し、地域のみなさんと共にこの会を育てていきたいと思います。

今後の取り組みとしては、ボランティアの要請が多くなり、体験の場が広がっていますが、必要性のある団体との連携は積極的にアクセスしたいと考えています。

 

反省会〈事後指導〉での作文(抜粋)

会長 小加本弥生

「10月から話し合いをはじめ、料理や歌う曲、招待する施設や全体の流れ等をみなで決めました(中略)。誰もが言った「良かった」という言葉を思い出し、会の成功を感じます。高校生のがんばりはとても素晴らしく、会の趣旨を理解できたと思います。みんなの協力がとても嬉しく、感謝の気持ちでいっぱいです。(後略)」

 

 

 

前ページ   目次へ   次ページ

 






日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION