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ここで、S11、S12…S1n、S21、S22…S2n、はアドレス番地と呼ばれる。

 

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図4・53 エコー信号のデジタル化

 

二次メモリは、レーダーのPPIの映像面のデーターを一画面そっくり記録するメモリであり、その数はデジタル化を何ビットで行うかによって変わるが、1ビット分をCRTの一画面分について縦(Y)方向と横(X)方向に分けた番地(アドレス)を示すと図4・54のようになる。標準型テレビの走査線の数は上下に512本あるので、この二次メモリの番地は大略(260,000×一画素当たりのビット数)が必要となる。

 

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図4・54 二次メモリの番地(アドレス)

 

この二次メモリへの書き込み(記憶)は、図4・55(a)の一次メモリの内容を、レーダー空中線の走査角θが変化するにつれて同図(b)のように行い、空中線の一走査が終わると全メモリが新しいものとなる。

 

 

 

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