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しかし、垂直ビームの死角といっても、その中に電波が全く行かないということではなく、ある程度弱くなるというだけのことであり、逆に死角内の物標は近いので反射電波も強くなり、その到来電波が弱くなったことと相殺されるため、一般の航海用レーダーでは、よほど空中線が高い場合以外はあまり問題とはならない。したがって、一般に最小探知距離はパルス幅とTR管の回復時間とで決まり、150(m)×τ(μs)より少し長くなるのが普通である。

 

2・3 距離分解能

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014-2.gif

 

2・2 距離分解能

 

 

 

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