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III 研究報告(厚生行政科学研究)

 

里親制度のあり方について その2 事例調査研究から 主任研究者(上智大学教授) 網野武博

 

I. 方法

 

里親制度と車の両輪となって機能する養護施設(註)を対象とし、『里親制度の運用に関する事例調査』を実施し、その結果を分析し、考察を加えた。

註…調査は法改正前の状況について行っているので、現行児童養護施設を養護施設という名称で統一している。

 

II. 調査の内容

 

調査は、何らかの理由で里親から養護施設に措置変更された児童に関して、以下の23項目について行った。

1性、2現在の年齢、3養護問題発生理由、4養護問題発生時の年齢、5最初の措置・委託先、6入所措置経路、7直前の里親委託時の年齢、8措置変更時の年齢、9里親家庭の実子の有無、10施設への措置変更手続き、11施設への措置変更理由、12主要な措置変更理由、13心身の状況、14指導上留意している点、15学業の状況、16通学状況、17入所直後時点における里親の面会希望、18現時点における同面会希望、19入所直後時点における児童の面会希望、20現時点における同面会希望、21児童と里親の関係に関する指導、22児童にとって里親家庭経験のプラス・マイナス点、23児童の今後の見直し。

 

 

 

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