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鳴き砂学習の成果と今後の発展性

学習と発表の体験を通し、児童達は鳴き砂の価値に気付き、姉子の浜に限らず、町内の砂浜の状況にも関心が向けられ、自然を大事にしょうという気持ちが強まったようである。また、児童達にとって、鳴き砂は郷土の誇りのひとつに位置づけられたといえる。

 

問題点

・同じ児童が継続して学習・観察をできるほどの興味をひきつけるのは難しい

・全ての児童が一度は鳴き砂に関する学習をするにはいたっていない

・他の自然現象に比べて定点観測の魅力が乏しいのではないか

・姉子の浜は交通の便が悪い

・鳴き砂は天候に左右される

 

対策

・学習の素材を鳴き砂に限定することなく、姉子の浜を多様な方面から価値付けることが必要

・継続的な環境学習を行うには、そのための学習プログラムを立てることが必要

・発表し評価される機会やがあるとやる気に違いがでるようなので、その機会を準備する

 

 

 

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