第5回アジア太平洋地域ホスピスネットワーク会議
アジア太平洋地域ホスピスネットワークの歴史
ピースハウスホスピスは、1993年9月に開設され、施設や設備だけでなく、ケアの実際や教育プログラムまで、さまざまな面で西オーストラリア州のホスピス緩和ケアプログラムから多くのことを学び、特にコテージホスピスとは姉妹ホスピスの関係にあり、交流を深めてきた。そして、1995年2月には、西オーストラリア州のホスピス運動のリーダーとして活躍してこられたMs. Joy Brannとの協力により、ホスピスケアヘの関心が高まりつつあるアジア諸国にも呼びかけ「第1回アジア太平洋地域ホスピスネットワーク会議」を、ライフ・プランニング・センターの主催により開催した。この会は、ホスピス緩和ケアの臨床・教育・研究の各方面で互いの経験を分かち合い、協力していこうとするもので、第1回会議の参加国は、香港、台湾、シンガポール、マレーシア、インドネシア、オーストラリア、ニュージーランド、そして日本の8カ国であった。
第1日目には、今後のアジア太平洋地域におけるホスピスケアの普及、教育・研究活動のためのネットワーク作りについて協議し、第2日目は、「私たちはアジア太平洋地域の国々から何を学ぶべきか」をテーマに一般公開の国際ホスピスフォーラムを開催した。
その後、参加国も徐々に増え、東京、香港と開催地を移しながら会議を重ねてきた。