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腰痛といってもさまざまです

 

「腰痛」と一口にいっても、痛む部位や痛み方はさまざまです。内科や婦人科などの疾患かもしれませんから、全身の症状や、腹部・下腹部などに症状がある場合は、その症状に最も関係の深いと思われる診療科で相談する必要があります。

 

腰椎(背骨の腰の部分)または腰背部の筋肉の痛みと思ったら、まず整形外科へ

 

背骨は人体の大黒柱ですが、ドシッとして動かないというだけでなく、柔軟に動くことも要求されます。とくに腰椎に対しては両者の要求が高いために、無理をすると腰痛が起こります。背骨を支えているのは、腰椎(a)、椎間板(b)、椎間関節(c)と筋肉ですから、どの部分が故障しても腰痛は起こります(図1)。

腰痛の原因は、若年者では腰椎の捻挫、成長軟骨の障害、腰椎分離症、椎間板の障害、椎間板ヘルニア、腰背筋の肉ばなれなどがあります。

 

図1 腰椎(背骨の腰の部分)

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