図8 性・年齢別にみた甲状腺腫有所見者の頻度(%)
図9 性・年齢別にみたAMC(抗マイクロゾーム抗体)陽性者の頻度(%)
甲状腺超音波画像診断では甲状腺がんの早期発見が最重要課題であるが、そのスクリーニングの過程でいろいろな異常が発見されてきた。例えば、甲状腺の形の異常や内部構造の異常などである。明らかに低エコー領域を有する甲状腺結節の場合には、腫瘍性病変として良性か悪性かの鑑別が求められる。しかし、それ以外にも多彩な画像異常があり、他の良性疾患との鑑別が必要である。
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