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3月13日(土)

 

○本日のスケジュール・内容

高校生のための性教育セミナーに参加

University of Regina Carmeliは、Bulacanにあるカトリック系の大学で、pre-school,elementary school,high schoolもある。今回、私たちはここで開かれている高校生のための性教育セミナーに参加した。ちょうど自分たちが訪れたときは彼らの休み時間であったため、日本人1人につきフィリピンの学生約2人で、お互いに相手のことについて質問しあうことになった。このセミナーは、4日間のプログラムで対象の年齢は16歳、同世代からの性についての悩みに対するカウンセリングを目的とし、ホモセクシャリズムについての講義もある。フィリピンには必ずクラスに1人か2人はホモの子がいて、珍しいことでなく、一般的に受け入れられているらしい。移動中のバスの中でJICA制作の"Slow Motion"という、焦って恋愛はするべきでないとうテーマの映画を見せていただいたが、一部にホモセクシャリズムがでてきたのは、この国の性教育ではホモセクシャリズムがさけては通れないものになっていることを表している。参加者は高校生といっても、junior high schoolがなく、high schoolが4年のこの国では、高校生といっても体も心もとても幼く、本当に子どものように感じた。

その後、隣にあるrehabilitation roomを案内してもらった。ごく簡単な道具しかないリハビリ室だったが学生の自習として使ったり、学校の周りから患者さんが1日平均8〜10人ほど来ているそうである。その中には多磨全生園でもあった指の運動のための器具もあった。Smile Therapyと書かれた赤ん坊の笑顔のポスターもあり、フィリピン流のユーモアを感じた。

 

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高校生のための性教育セミナー参加 於University of Regina Carmeli

 

 

 

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